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報道資料

Seoul Viosys、輸血の安全性向上に向けVioleds UV LED技術を供給

2026. 10. 27

UV LEDソリューションを手がけるSeoul Viosys(ソウルバイオシス、Seoul Semiconductorの関係会社)は、2020年11月5日、米国Cerus Corporation(セラス社)が開発した血液病原体低減システム「INTERCEPT Blood System」に、独自のVioleds(バイオレッズ)技術を供給すると発表しました。


同技術は、血液製剤に含まれるウイルスや細菌などの病原体を不活化することで、輸血を介した感染リスクの低減に貢献するものです。

発表当時、Seoul Viosysは、血液病原体低減装置に使用されてきた従来の水銀ランプを代替するUV LEDを供給する世界唯一の企業であると説明していました。水銀を含むランプは、取り扱いや廃棄に伴う健康・環境上の懸念から、世界的に使用規制が進められています。


英国の輸血関連学会の研究論文によると、Cerus社の「INTERCEPT Blood System」は、2005年8月にSARS-CoV、2019年11月にMERS-CoVに対する病原体不活化効果が報告されています。


また、当時はこれらのコロナウイルスとSARS-CoV-2の遺伝的類似性を踏まえ、新型コロナウイルスに対しても効果が期待されていました。


Seoul ViosysのUV事業部のキム・ジェホン副社長は、次のように述べています。

「血液病原体低減装置にVioleds技術を採用することで、水銀ランプを使用しないUV LEDソリューションを提供し、輸血を受ける患者と医療機関に対する、より安全な血液供給に貢献したいと考えています。感染症の流行時には、輸血を介した感染リスクへの対策が一層重要になります。」

さらに、次のように説明しました。


「Violeds技術は、血液病原体低減装置に加え、病院の手術室や手術器具など、除菌・消毒が求められる医療環境への応用も検討しています。また、米国のMRI医療機器専門メーカーへの供給も決定しています。」

Cerus社は、血小板製剤および血漿製剤向けの病原体低減技術を開発・提供する企業です。「INTERCEPT Blood System」は、対象用途に応じて欧州のCE認証および米国FDAの承認を取得しており、米国、欧州、中東など世界各地で導入されています。


INTERCEPT Blood Systemによる血液中の病原体不活化メカニズム



【図】INTERCEPT Blood Systemによる病原体不活化の仕組み

  1. アモトサレンの結合: 血液製剤に添加されたアモトサレンが、ウイルスや細菌などの病原体の核酸(DNA・RNA)に結合し、二重らせんなどの分子構造に入り込みます。

  2. UVA照射: UVA(紫外線A波)の照射によってアモトサレンが活性化され、核酸分子内に不可逆的な架橋構造を形成します。

  3. 病原体の不活化: 架橋構造によって病原体の核酸の複製が阻害され、増殖能力が抑制されます。


Seoul Viosysについて

Seoul Viosysは2002年に設立された光半導体専門企業です。UV LED、次世代3Dセンシング・レーザー光源であるVCSEL(垂直共振器型面発光レーザー)、およびディスプレイ向け単一画素技術「Micro Clean Pixel」を中心に事業を展開しています。

原発表当時、同社はUV LED分野で世界トップクラスの市場シェアを有していると説明していました。

関係会社であるSeoul Semiconductorと連携し、約30年にわたる光半導体研究を通じて、紫外線(UV)から可視光、赤外線(IR)まで、約200nm~1,600nmの幅広い波長帯に対応する製品ポートフォリオを構築してきました。

また、両社を合わせて14,000件以上の関連特許を保有していると発表しています。

独自のUV LED技術「Violeds」は、波長、照射角度、距離、時間、光強度などを最適化し、除菌・消毒、空気・水質浄化、防虫、植物の生育促進など、幅広い用途に対応するソリューションです。

同社は2018年にRayCanを買収し、スマートフォンの顔認証や自動運転などに活用されるVCSEL技術を獲得しました。

さらに2020年1月には、次世代ディスプレイ向けの単一画素RGB技術「Micro Clean Pixel」を発表し、事業領域を拡大しています。

詳細については、公式ウェブサイト www.seoulviosys.com をご覧ください。